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『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(原題:''The Nightmare Before Christmas'')は、1993年公開のミュージカルアニメーション映画。原案・原作はティム・バートンによるもので、興行的に成功を収めた。 同タイトルの絵本や漫画も日本で出版されている。 2006年にはデジタル3D化されたバージョンが製作、シネマイクスピアリで劇場公開されている。 == 作品解説 == ハリーハウゼンの流れを汲む従来の伝統的ストップモーション・アニメーション技法に加え、最新のデジタル映像技法を取り入れ製作されている。ファンタジー色とホラーティックな世界観がよくマッチングした異色の作風は、ティム・バートンらしい個性のあるキャラクターと共に、この映画の大きな魅力となっており、公開から時間が経ってからも根強いファンを獲得している。ジャック、サリーを始めとしたキャラクターの独特な生き生きした動きは、ヘンリー・セリック監督の次作『ジャイアント・ピーチ』や2005年公開『ティム・バートンのコープスブライド』へと繋がる職人技に裏打ちされたアニメーション映画の真骨頂と言える見所であり、さながら人形とは思えないリアルな存在感が観客をナイトメアー(悪夢)の不思議な世界へと引き入れている。 ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの原型はティム・バートンがディズニーのアニメーターとして働いていた頃に書いた詩である〔Tim Burton, Henry Selick, The Making of Tim Burton's The Nightmare Before Christmas, 2000, Walt Disney Studios Home Entertainment〕。1982年、ティム・バートンの初監督作品である『ヴィンセント』〔余談だがヴィンセントにはジャック・スケリントンの原型と思わしき骸骨が登場する。〕の成功を受けて、ディズニーはナイトメアー・ビフォア・クリスマスの映像化を企画する。企画当初は30分のテレビスペシャルとして放送される予定であった〔Avins, Mimi (November 1993). "Ghoul World". Premiere: pp. 24–30.〕。しかし、内容が不気味過ぎるという理由で結局この企画は中止になってしまう〔Broeske, Pat H. (January 20, 1991). "Dusting Off Burton". Los Angeles Times.〕。その後しばらくは手つかずのままであったが、1990年に再びディズニーでナイトメアー・ビフォア・クリスマスを長編映画として映像化する企画が持ち上がり、およそ3年の製作期間を経て完成した。ティム・バートンはこの間『バットマン リターンズ』の撮影中であったため、ヘンリー・セリックが監督を務めた。ナイトメアー・ビフォア・クリスマスを公開する際に、子どもにとっては内容が暗く不気味過ぎると判断したディズニーは、ディズニーの実写映画部門の1つであるタッチストーン・ピクチャーズの名義で公開した〔Mendelson, Scott (October 15, 2013). "'Nightmare Before Christmas' Turns 20: From Shameful Spawn To Disney's Pride". Forbes. 〕。 千葉県浦安市にある東京ディズニーランドのアトラクションの一つである「ホーンテッドマンション」では、ハロウィンから年明けまで期間限定でこの映画を元にした『ホーンテッドマンション ホリデーナイトメアー』という別バージョンになり、ジャック・スケリントンやサリーなどの出演キャラクターが登場する。 2014年にアメリカの大手映画批評サイトRotten Tomatoesが発表した「2014年版クリスマス映画ベスト25」では、第7位にランクインした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Nightmare Before Christmas 」があります。 スポンサード リンク
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